マーケッターになれない人
いつ頃からか、「起業ブーム」なんて言われる時代が続いています。
「あなたも自分の好きなことを仕事にしてお客さんを獲得して、サラリーマン時代よりも自由な時間と自由な収入を得て、人生を豊かにしよう」みたいなことを見聞きして、「おお、それもいいじゃないか」と思い始めたことはありませんか?実は、私もその一人でした。
マーケッターになれる人となれない人がいる
でも、私はいまサラリーマンをしています。いまのサラリーマンとして勤めている会社の仕事が面白いのと、そんなに贅沢をしなければ普通に暮らしていけるくらいの収入を得られているので、わざわざ起業なんかする必要がなくなったんですよね。
一時期は起業スクールみたいのに通っていたので、いまの会社に転職するというのをスクールの講師の人に伝えたときは、ずいぶんなことを言われたもんです。
まぁ、起業スクールに通っている人が起業せずにサラリーマンを続けるという選択をするのだから、起業家にとっては「お前は負け組」という印象を持ったんでしょう。
それはそれで仕方のないことだと思います。
それで、転職をしてサラリーマンを続けている中で感じているのが、サブタイトルにも書いた「マーケッターになれる人となれない人がいる」ということなのです。
私は後者の部類に入るわけです。
マーケッターになれない人
勉強家
いまはネットや書籍などでマーケティングやセールスライティング、起業などの本が山ほどあります。
マーケッターとして成功するには、ある意味、不真面目な人でないといけないと思っています。
真面目な人は、本やコンテンツを買ったり見聞きすると、まずはその内容を理解することから始めますよね。
「失敗したくないから、完全にこの内容を理解してから実践しよう」と思うわけです。
でも、そういう真面目な人は、ほぼ100%実践しません。
なぜかというと、起業スクールやコンサルティングサービスは、次から次へとコンテンツを提供してくれます。
そういうところへ入らなくても、ネットにもそういう情報が溢れていますし、本だって山ほどあります。
真面目な人は、どんどん知識を増やそうとする方向に走りはじめてしまい、自分がやろうとしている事業や仕事に、その得た情報や知識を落とし込むことを忘れます。
不思議なもので、マーケティングやセールスライティングの類は、勉強すればするほど実践することに対する不安が大きくなる分野です。
学校での勉強とは大きく違う点ですね。
なので、学生時代と同じ勉強方法で学んでから実践しようとする勉強家は、マーケッターにはなれないでしょう。
人と接するのが好きでない人
いまだと「Webで集客して高収入を得る」という内容のマーケティング方法がかなり騒がれています。
これだけのネット社会ですから、当たっているんだと思います。
だけど、YOUTUBEを見ても分かるように、みんながこぞって同じようなコンテンツを作っているわけです。
そうなってくると、視聴者や作った記事の読者を集めるのが大変です。
また、オンラインにせよオフラインにせよ、他人と接する機会はどうやってもゼロにすることはできません。
だって、あなたにお金を支払ってくれるのは他人ですから。
人見知りの人がマーケティングを実践するのはかなりの苦痛を伴います。
こんな苦労するなら、サラリーマンをしていた方がいいと後悔することになるんじゃないかと思っています。
人生設計を大きく変更する選択なので、安易に飛びつくのは要注意ということも頭の片隅に入れておいてもらった方がいいと思っています。
成功する自信がある人、成功する予感がする人は、こんな話は無視して突き進んでください。